富宮 保夫
1999年9月1日、作業が終了したと連絡を受け、見事に進化を遂げた私のマシンを見て、「思い悩んだかいが、あったな」と、正直に思いました。 2?3年前のある日、私はバイク仲間の友人との会話の中で 「そういえば、この前雑誌にFJ用のリア17インチホイールキットが15万ぐらいで出てるって載っていたよ」名前が解らないんでは話にならないなぁ、それに15万じゃなぁちょっと手が出ないなぁ。 そうFJはノーマルでリア150/80-16というタイヤサイズなのでタイヤ交換に行くと決まって 「そのサイズのタイヤは生産終了してしまいました」と、言われ仕方なく違う銘柄のタイヤを取付けていました。 交換作業中店の中を見回していると 「17インチだったら種類があるんだなぁ」とよく思っていたものです。なんとかしてリア17インチにならないものかなぁ。 去年の秋頃だったと思います、とある道端にFJが置いてありました。 91か92あたりかなと見ていると前後のホイールが変えてあり、リアホイールがどうも17インチに見えるのです。 私はとにかくもっと近くで見ようとクルマを停めました。 「間違いない17インチだ!」オーナーの人に話を聞いてみると、なんでもアメリカのナントカって言うメーカーに特注で作らせたモノだそうで50万位したんだそうだ。 「かっこイイけど、50万じゃあどうしようもないなぁ」と私が言うとその人は 「環状2号沿いにある"MORIYAMA ENGINEERING"ってショップで14万位で出してますよ」 う?む、そうかぁ!今回は場所もはっきりしているし、これは一度のぞきにいってみるか。 ![]() さっそく行ってみると、あったあった! 「わりと解りやすい所なんだなぁ、だけどなんか入りにくい店構えだな、二階が事務所かなぁ?」と、店とは反対側の道路にクルマを停めてしばらく眺めていました。 「よし!とにかく行ってみよう」道路を渡って店の前の停まっているバイクを見ると 「うへーっ!なんだかすごそうなのばっかりだなぁ」一階を覗いてみると何やら一生懸命作業していらっしゃる人か数人いるぞ! 「とっとにかく、にっ二階に上がって見よう」と脇の階段を登ってみたがどうしてもドアを開ける勇気が出ない。 フト見ると階段の壁に広告が貼ってあるではないか、食い入るように見ていると 「おっホームページのアドレスが書いてある、よしこれをメモして帰ろう!」これが私と"MORIYAMA ENGINEERING"との最初の出会いでした。 さっそくパソコンを持っている友人の所へ行って 「このHPアドレスの所を見せてくれ!」と、お願いして見てみました。 うおーっ、なんと写真入りで17インチキットが載っているではないか。かッかっこイイ! しかし相変わらず私には資金がない 「とにかく今度は電話して詳しい話を聞いてみよう」すると、対応をしてくれた方はキットの内容からことこまかく親切丁寧に説明してくれた。 「この対応、店構えとはえらい違いだなぁ」?その時の私の正直な感想です。 ![]() 今年の3月22日 “第26回東京モーターサイクルショー” と言うのに行くことになり(実は私、この手のモノに行ったのは今回が初めて)友人達と出かけました。 会場の中をブラブラ歩いていると、なッなッなんと “MORIYAMA ENGINEERING” の文字が・・・すんげ?ッ!こんなでっかいイベントにブースを出してるなんて、相当実績があるんだなぁ。 「実際に原物を見ることはあまり無いんでよく見てくださいね」と、スタッフの方が私にお声をかけて下さった。 2,3質問してみるとまたもや的確に返答が帰ってくる、さすが?!。 チラシをもらい見てみると、ワンオフマフラー?集合まで作っちゃうのかぁ、いろんな事をやっているんだねぇこのお店は、すごいな?!。 春になったと言うのにどうもFJの調子が悪い、 「キャブでも詰まっているのかなぁ」と、友人と話しているとなにやら雑誌を持ってきて 「この本にキャブとかの事が、細かく書いてあったよ」なになに「キャブ&サスペンションセッティングマニュアル」???こんなの読んでど?せ?というんだ、FCRでも付けろってか?。何気なくパラパラ見ていると、おお?ッ!こんな所にも “MORIYAMA ENGINEERING” が載っているぞ。 これはそーとーやるんだな?!ここは、う?む、よおし、最近調子を崩してる私のFJ、MORIYAMAさんとこに出してIN&EXチューニングだぁ! ・・・だけど、問題は資金だよなぁ。 HPを見ながら自分で計算してみる、全部で30万オーバーだなぁ、きびし?なぁ。だいたい最初はリアホイルだけだったのに、どーしてこんなにふくれあがってしまったのか自分でも解らない。 あーでもないこーでもないと散々悩んでいるうちに暦は6月、 「よおし、とりあえず店に行って見積もりを出してもらおう」やっとの思いで決断できた?。 店に来るのは今日で2回目、一階の作業場らしき扉をあけて 「すみませーん、ちょっとお話を聞きたいんですが」すると、青いツナギを着た人が出てきました。 「あの?マフラーについて聞きたいんですけど」と言うとその人は事細かく説明を始めてくれるではないですか、 「これくらいのサイズだとパワーが出ますね」なんかとってもオートバイのことを良く知っているようだ。 「出来るだけ同じ形のマフラーは作りたくないんです」すごいな?!まさに職人気質だ。う?ん、恐るべし"MORIYAMA ENGINEERING"。 「じゃあ見積もりを出しますのでどうぞ」と、2階に案内された。 前回開けることの出来なかった扉を開けて中へ、なんかすごいマシンが並んでいる、下からはここまで見えなかったぞ、物珍しいパーツがあるなぁ、周りを見回していると「こちらどうぞ」さぁいよいよだ!。 見積もりを書いている間も細かい説明が続く、そうこうしてるうちに、金額がでた。げぇーっ!私の予想をはるかに越えている 「でもまぁこれだけやればお客さんの思い通りに仕上がりますよ」そおかぁ、思い通りかぁ。見積もりのメモをもらって、とりあえず店を後にする。 う?ん困った!これから資金の計算だぁ。 「お客さんの作業の内容ですと納期は1ヶ月半ぐらいですかねぇ」って言ってたっけ、あれこれ悩んでいるうちに7月に入ってしまった。出来れば8月いっぱいには仕上げて欲しい理由が、実は私にはありました。 「もう、決断を下さないと間に合わなくなっちゃうなぁ」ようし、いくら考えても仕方がないコンジョ?決めてお願いすることにしよう。 もらったメモを握りしめ再び出向く。 「あの?先月話を聞きに来たんですけど、一応これでお願いしたいんですけど」メモを見た人がそう言っている、この前こと細かく説明をしてくれた人が社長さんなんだぁ、社長さんにしては若そうだなぁ(若ゾーではない、念のため)「あっこの前のFJの・・・」と社長さんが来て早速正式に注文書を書いてもらう。 マフラーに関して特に注文のない私は、 「見た目こんな感じであとはお任せで」と言うことに、キャブはDYNOJET-St-3を組んでもらうことにして、あとは念願だったリア17インチホイールだ。これでリアタイヤに限定された今までから解放されるなぁ、やったぁ!。 「じゃあ来週にでも持ってきて下さい」と社長さん、 「解りましたよろしくお願いします」いよいよ始まるぞ、どうなるのか楽しみで、仕方がないなぁ。 ![]() 「かっこいい!これが私のFJか!」約1ヶ月半ぶりに見たFJは見事に変身していました。エキパイの曲がりからマフラーまでのライン、よくぞここまで仕上げてくれた、初めは 「ワンオフだと市販の1.5倍の値段になっちゃうんですよねぇ」と、聞かされ正直高いんだなぁと思ったけれど、この出来なら十分納得してしまいます。 音も希望通りだし、も?言うことナシ!。元々マフラーの種類が少ない車種なんだけど思いを遙かに越えた作りでホント良かったです。 そしてホイルがまたかっこいい!(ちょっと自画自賛が多いかな?)いや?社長さん(他のスタッフの方も)まさに職人魂というかオートバイに対する情熱っていうか妥協しないで仕上げるこだわりというか、そのような意気込み見たいなものを感じました。 少々納期にムリがあったにも関わらず、キッチリ仕上げて下さって、ありがとうございました、とっても満足しています。これからも私のような迷える単車乗りの良きアドバイザーとして(と言っても大変でしょうが)相談にのってあげて下さいね、よろしくお願いします。 ![]()
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